御意見等在れば、お願い致します。

2014年03月28日

Elioth S507

第39弾は Elioth S507 です。

今は品切れなのか、市場にはありません。
スペックが面白そうなのでNET販売で購入してみました。

スペックは

北米産のアルダーボディ
メイプル・ローズ貼り 22Fネック
ロックペグ付き
フロント×ミドルピックアップ Seymour Duncan SSL-1
リアピックアップ Seymour Duncan TB-4
トレモロブリッジにはLR Baggs X-Bridge風ピエゾピックアップ
これで、4・5万程度の価格です。
薄利多売にも限度が在るよね、なんて思いますが、弾いた事もないのに文句を云う輩が矢鱈と多いこのメーカーですが、弾いてみないと判らないよね。
YAHOO知恵袋なんかだと、弾いた事も無い人が、ダメだとか云っていて、お前の方がよっぽどダメだろうと思う今日この頃です。


DSC_2667

弾いてみると、ネックが自分には平ったくて幅がある感じなので弾きづらいですね。
とは云うものの、殆どのギターが弾きづらいのでネックに関して誰の参考にもなりませんが・・・

全体の印象ではSeymour Duncanのマイクの音が少し甘くぼけた感じです。
フェンダーをいつも使っているからなのでしょうか?
高音域が落ちるというか弱く感じますね。
そう云うピックアップは大ボリューム向きの場合もありますので、もっとでかい音でも試してみましょう。

しかし、3つのマイクのバランスも良く、特に高音域の伸びは気持ちいいです。 18Fあたりをチョーキングしてると、いい気分ですねえ、安い楽器だとは思えない伸びのある感じですよ。

低域はもう少しあっても良さそうですが、太さは感じられ無いかなあ、でも、もっと高くてもこれより悪いものもありますからね。

そして、ピエゾですが、簡単にMIXも出来る切替式なので、ボリュームを他のピックアップに合わせておいて、必要時に切り替えると云う使い方になると思いますが、操作に関しては非常に便利です。
しかし、この場合完全にクリーンなアンプに同時に切り替えないと全く意味がありません。

ドライブしているアンプにピエゾで繋いでも、歪んだロングトーンが出るだけで、単に4つめのピックアップと云う使い方になってしまいます。
SWBOXでアンプを切り替えるとかしないと、アンプをドライブさせて使っているプレイヤーには向きません。
実際にはピエゾは別系統で出力するのが理想ですね。
同じ出力に混ぜると使いづらいのは間違いありません。
録音などではイイでしょうが、実践的ではありませんね。

個人的にはピエゾの音が大ッ嫌いなので、あまり気にはしていなかったのですが、それはあくまでアコースティックなサウンドとかの売り文句と実際のエレアコから出る、ゴリゴリ、プリプリしたゴミの様な音をアコースティックサウンドとか謳っている連中やメーカーが頭がおかしいんじゃないかと思ってましたよ。
最近は2つマイクを仕込んでプリアンプで調整したりして、徐々にアコギらしいサウンドの出るモノも出てきましたが、初期のオベイションやタカミネは最悪でした。
プロのミュージシャンでも当り前の様に酷い音を平気で出していて、偉そうにオリジナルのギターを作らせておいてこのザマかと感じざるを得ませんでしたよ。
でも、クイーンとポールマッカートニーはオベイションでもアコースティックらしい音を出していて驚いた記憶があります。
マイクで拾ってたんですかね?

ピエゾでアコースティックらしいサウンドを作るのであれば、その仕組みはコイル式の電磁ピックアップでも同じ様なサウンドは出せますので、今回のピエゾはアコギ的な使い方には向いていません。

しかし、4つめのピックアップだとして使うと、電源もあるので音も伸びますし、普通に歪んだ音でソロを取ることも可能ですので、ブレンド用に使ってみるのは面白いと思います。
ピエゾのみの場合他のピックアップよりもシャープなサウンドなので使い勝手は在ると思いますよ。

この価格でよくぞまとめあげたなあと思える、驚愕の一本である事は間違いありません。
このギターの良さは10万程度のギターを弾いている様な人でないと感じられ無いでしょうね。
まあ、初心者は何を持っても判断は出来ないんですけどね。

部品以外はきっとクソだと思い込んでいるヘンテコな人も沢山いますが、このギターのボディは3ピースでは在るものの、なかなか良さそうですよ。
仕上げもいいし加工も、それに結構軽く、アッシュならライトアッシュが有りますが、アルダーでこの軽さはなかなか無いです。
まあ、加工はNCルーターですから、作ってる人の技術とか魂込めるとか、そう云ったオカルトの類は電気ギターにはありませんから悪しからず。

SWやボリュームを替えても大した出費にはなりませんから、その辺を交換して楽しく使ってみても良い気がしますね。

自分はネックを替えないと弾けないんで、ちょいと面倒ですが・・・ 


DSC_2671

ボディは3ピースで、小さい節がブリッジ近くに在りました。
せっかくサンバーストなんだから、その辺はカラーリングする機種か、裏にでもしてくれればいいのに・・・
まあ、大した事ではないですが。

ピックアップにはSeymour Duncanと入ってますね。
それにしても、アリアのブライアンメイモデルのピックアップが載ったモノとか、ディマジオが載った安いギターも在りましたが、部材として大量購入すると、かなりお安く手に入るのでしょうかね。
部品を買うのが馬鹿馬鹿しくなります。


DSC_2674

構成は、ボリュームとトーンがSeymour Duncanのピックアップのコントロールになります。
トーンは一つですから、他のストラトの様にフロントだけ下げておくとかはできません。
セレクターは5WAYで一般的なものです。

ボリューム横のミニSWが3点式になっており、フロント向きがピエゾOFF
センターがピエゾ+Seymour Duncan、リア向きがピエゾのみ
と、云う事になっています。
ボリュームとトーンノブの間にある2連ボリュームがピエゾ用のコントローラーになっており、センターノブがボリューム、外環ノブがトーンと云うかイコライザー的なモノになっています。


DSC_2675
ボリュームはOIL入りらしく、少し重いので使いづらいですが、これよりも高い製品でも同じ系統のモノが使われている事も多いので諦めましょう。
交換すればいいだけです。

ミニSWの位置が悪いですね。
この位置だと当たり易いので、セレクター側にあった方がイイですね。

DSC_2676

DSC_2678
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ピエゾのコントローラの形状が判ると思います。

DSC_2680

コネクターはボディサイドにあります。


DSC_2683
DSC_2685

横から見ればストラトですね。

DSC_2689

しかし形状はストラトとは少し変えてある様です。

DSC_2692

ボディの合わせは杢目なんか全く無視ですね。
まあ、フェンダーもそうですけど。

DSC_2696

ジョイントプレートにメーカー名が入っています。
おしゃれですねえ、気にしませんが・・・

DSC_2697

なぜかバネ穴にも導電塗料が塗ってある様です。

DSC_2698

ピエゾ用の006Pの電池BOX
蓋が外れないタイプなのは親切



DSC_2701

このギターにイイところは、ネックジョイント部分が薄く削られている事です。
レポート関連のBROG等も少し見ましたが、ココに気が付いていないユーザーが多くて驚きます。
目が悪い人が購入してるんでしょうか?

ここを見た瞬間に、このギターを企画もしくは設計した人間には善意がある事が伝わってきます。
宣伝文句にも書いていなかったと思います。

単純に安く、ブランド製の部品を付ければ商売になる!!
って、発想だけではこの加工はしませんよ。
NCルーターで加工できますが、プレート部分を完全に平らにしなければいけませんから、仕上げの加工は少々大量生産では面倒な部類に入ります。

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ネックは柾目ではありません。
フェンダーも同様です。
しかし、サテン仕上げになっています。

DSC_2707
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ヘッドにはアメリカンタイプのストラト同様のストリングテンショナーが2個取り付けられています。
ペグの形状がなぜかグローバーっぽいです。


DSC_2712

ヘッドの裏はロック式のペグのノブが目立ちますね。
シリアルNOも記載されています。



DSC_2716

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DSC_2720

ブリッジはフローティングも出来ますが、可動範囲が狭いですね。

DSC_2721


DSC_2724

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ブロックが厚いです。
ピエゾの配線やアース等の問題もあるので簡単に交換はしづらそうです。
可動範囲を広げるにはブロックの下部の後ろに部分をグラインダーで削りまくるしかなさそうです。
折角のナイフエッジ式のブリッジなのに、ここは残念な箇所ですね。
まあ、この価格でこれ以上の可動範囲のギターは知りませんけどね。

DSC_2727

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DSC_2733

スラブボードのローズ指板
加工が簡単です。

DSC_2734
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ナットは樹脂製

DSC_2736

DSC_2738

JEFFBECKモデルとの比較

DSC_2739

G&Lの様に間隔が変わっているわけではありません。
フェンダーサイズです。

DSC_2740
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ジョイント部分のボディ側は斜めになっています。

DSC_2744





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コメント一覧

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