2014年01月22日
FenderJapan ST650SPL
第34弾は FenderJapan ST650SPL です。
この記事を書く為に調べてみるまで知らなかったのですが、このギターにはアメスタのアームユニットが装着されているとの事で、スクワイヤーに付いているアームユニットとはニュアンスが違っていて、アメスタっぽいので、これは調整すれば面白いと感じていたところだったのでビックリしました。
コレはネックが太かったので、購入してすぐにネックを外して削りまくってしまっていて、ろくに弾いていませんでした。
指板がスキャロップされているという事と2点支持トレモロ付きと云う事で購入した記憶は在るのですが、アメスタのトレモロを使ったJapanモノもあったんですね。
吊るしの状態で使えるストラトは無いので、かなり面倒ですが、皆さんはどうしてるんでしょうかねえ。
不思議です。
アメスタと弾き比べてみると、弾き易さも同等ですし、使い易さは同じ様に思えるのですが、こちらの方が全体的に小さく感じる上に、いつもは軽い事がメリットの様に感じられる事が、このギターでは少し不安に感じるんですね。 理由はわかりません。
電気系のパーツの事は抜きにしての事ですが・・・
幾つか弾いてみると、FenderJapanよりもスクワイヤーの方が印象がイイんですねえ。
2割程度は価格も安いのですが、スクワイヤーの方が音も操作感も良い気がするなあ。
ピックガードは他のギターもなのですが、黒の3Pに交換しています。
白が嫌いなので、理由はそれだけです。
ボディが黒い場合は黒クロでバランス悪いのと、あまり弾かないので放ってある感じです。
30年以上そのままのモノとかは、トップ材として音色の大きな役割もありますので、そういったものだけは別ですね。
殆んどありませんけど。
トーン2つが直結になっており効かない状態になっているので、サウンドは硬めです。 全体の印象としては芯は在るけど軽い音色で、リアは硬すぎで、フロントはブーミーな印象です。
ミドルはとてもしっかりした音で、MIXしない方が良いくらいの音ですね。
ピックアップのパワーがもう少し弱いか、強いかすれば、もう少しマッチングが良いのかもしれないんですが・・・
ピックアップのポールピースが1弦から外れているのが判りますよね、何故でしょうか?
撮る角度によるとも思いますが、ブリッジや他の弦の位置を見ても少しおかしいですね。
ボリュームやトーンはOIL入りのものが使われており、操作するには渋いです。 セレクターSWのタッチもイマイチです。
サウンドには関係ないですけどね。
やはり、電気系は交換した方が良いのかもしれません。
アメスタブリッジです。
どうせピックアップは交換とか、電気系は換えると云うプレイヤーにはお買い得かも・・・
見てくれは同じ感じなのにスクワイヤーに使われてるモノは違うんですよね、スクワイヤーのモノはアームを弾いた時に、弾んだ衝撃を吸収しちゃうんですよ。 オリジナルのブリッジよりは効きもイイし狂いも少ないんですが・・・
アメスタのブリッジはアームを弾くと、ビヨーンって感じの弾ける感じが在るんですよね。調整の仕方によりますが、弦を引っ張って離すような弾き方の場合はアームを弦と同じ方向の角度に向けていれば、その振動がアームを振動させますし、アームを下向きにすれば影響を受けません。
そう云う事まで気にしてアームの事を考えている人は居ないのですかねえ?
もちろんフローティング
ボビンはABS、肉抜きがあってイマイチ
金属ヘッドのアーム部は交換しています。
アームのヘッドはある程度の重さが必要なんですよ、コレは自分のプレイに関連する事なので個人的にはとても重要な部分で他の使えそうなストラトには同じパーツを付けるようにしています。
内部を削って鉛を入れてバランスを取ることもあります。
意味はわからないと思うけどね。
汚れで艶消しっぽいですね。
ネックは外して小型カンナ等でバリバリ削りなんとか握れる様になりましたが、なんでこんなに太いネックなのか意味がわかりません。
仕上げてはいませんが、荒削りのままで握るとネックは太く感じます。
その状態を600番のペーパーである程度こするだけで、ネックはスムーズに感じて一切太いとは思いません。
手の腹に当たる感覚が握りの印象に大きな影響を与えるのは間違いないようです。
メイプルのネックは塗装しなくても大丈夫ですね、まあある程度安定したネックに限ると思いますが、その方が自分には合っていそうです。
スプリングケースの内部は導電塗料でしょうか?一応塗装されています。
バネはアメスタとは違いますし、バネを掛けるパーツも違う様です。
ブロックは黒メッキされていません。
アースの半田の位置も違いますが、元々合わせようとはしていないのでしょうね。
ヘッドにはデカイロゴ、テンショナーは波型の中途半端なパーツが1~2弦分だけ。
ペグにはFenderのロゴ入りのモノが
山の手住人さん より質問がありましたので、ココに返事を記載しておきますね。
質問は、「スキャロップ仕様を使いこなすポイントというのはありますか? 」と、云う事でした。
*スキャロップ指板を弾きこなすと云う件ですが、実際には仕方がなくてスキャロップ指板にたどり着いているだけで、普通のネックで弾けたらそれで良いんですよね。
自分はアコギを3年くらい弾いてから、ここでも紹介したSA‐2000を手に入れましたがアコギはそこそこ弦の太さも在りますので押弦には困りませんし、SA-2000もフレットはそれ程低くはなかったのでそのまま弾けたのですが、その後に購入した古いストラトがフレットが恐ろしくフレットが低かったんですね。
当時のフェンダーはみんなそうですが・・・
そうすると、チョーキングビブラートをここぞと云う時に指から弦が外れる事が多くて、ハイウエイスターのソロの決めのメロディーのチョーキングを1弦から始める時なんかは特に外しやすく、JAZZぽいパッセージ等は押さえられても、しっかり引っ掛けないとまずいフレーズには無理があったのですよ。
当時はフレット交換なんて簡単ではなかったし、(ESPで出来そうだとは思ってましたが)ミディアムやジャンボフレットなんかありませんでした。
ギブソンタイプのフレットが幅がやや広めと云うだけでさほど変わりません。
当時数少ないリッチーのギターが写ってる写真から影響を受けて、指板を削ればフレットが低くても指が弦より先に指板に当たる事が防げる筈だと考えて、指板を少しずつ削りながらギターを調整して弾けるストラトを作りました。
それから、ずっとそのギターを弾いていて、フレットの減りやその他の問題も考えてサブ用のギターを探し始めたのが、それ以外のギターが集まってきたきっかけで、ネックは加工ができるので殆ど近くは出来るのですが、全体のバランスは難しくさらにトレモロアームに関しても課題が多く在りますので、サブのギターは完成していません。
ギターが増えたおかげで、1本に集中して弾く事が減ってきたので、大元のストラトはまだ現状を維持しています。
現在は大きめのフレットも有りますし、現在だったらスキャロップにしたかは判りませんね。 そう云った経緯があるので、イングヴェイの様にスキャロップでジャンボフレットなんて頓珍漢なネックは単なる真似から始まっただけで、必然性を感じませんね。
当時のストラトに持ち替える為に仕方の無い選択から始まった事なので、スキャロップを弾きこなす事に関して基本的に云える事は無いのです。
普通のネックが弾けたら、ギターを買う度に改造したり、ネック用にギターを何本も買わなくてもイイので、その方がイイですよ。
まあ、あとは指板が普通であっても、指板を押さえると云う事では無く、弦だけを押さえると云う事を考えて弾くと云う事だけですかね。
自分が持っているギターではどう押さえても指板には指先は届きませんが、慣れるものです。
自分はそれしか弾けなかったので、普通のネックが弾ける人にスキャロップに慣れるまで弾くと云うのは少し無理があるかもしれませんね。
だって、他に弾き易いネックがあるわけだからね。
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コメント一覧
この色合いは、本家が76~79年頃に出たブラックバーツというやつです。
それにしても貫禄十分です。
ところで、スキャロップ仕様を使いこなすポイントというのはありますか。少しでも強い押弦ですと音がシャープしそうで素人には手に負えない気がしています。よろしければご教示願います。
コメントが長くなったので本編の後半に張りつけておきますね。
昔の曲率のきついギターはチョーキングプレイがまだ少なかった時代とも聞きますし、今は大きめな曲率に変わってきている点も考えますと、なるほどと思えました。
ありがとうございました。