2014年01月20日
Kay Speed Demon Stratotone
第32弾は Kay Speed Demon Stratotone です。
1960年代前半の
StratotoneブランドのKAYで生産されたギターです。
fホールは在りませんがホローボディです。
第6弾の KAY SWINGMASTER MODEL K6970と同じピックアップが3つ付いています。
厚みは在りませんが、ボディの容積がかなり大きいのでかなりFATなトーンまでカバーでき、ロックンロールからJAZZまで網羅できそうな幅のある音を持っています。
セレクターは4段階、各ピックアップ単独が3つと、フロント、センターのMIXが1つです。
現段階ではセンターピックアップの時のサウンドが秀逸で少しリバーブを掛けたフェンダーのアンプには最高のマッチングでコードの響きもイイんですが、単音の深い音が素晴らしいんです。
フロントは少し音が膨らみすぎて、ブーミーな感じが出ていますし、リアは少し深みに掛けるかもしれません。
もう少し当時のアンプに近いセッティングを作って試してみる必要がありそうです。
トップ・バックはメイプルで一応合板だとは思いますが、正確な情報はありません。
ピックアップを外せばトップに関しては判るかもしれませんが、おそらく合板でしょう。
なんとなくおかしな形状なのは3ピックアップにする事でピックアップの間隔を真面目に考えた為なのかネックが短くなってしまっている様に思います。
でも、この大きさで1枚板です。ブックマッチではありません。
セレクターのノブはオリジナルではありません。
オリジナルはこういう形状になります。
トップ・バック共にアーチが入っています。
厚みはセミアコと同じ様にかなり薄いボディ
バックも1枚、かなり大きいサイズの板です。
合板だけど・・・
ネックは3本のタッピングで接合されています。
シンプルなヘッド
SILVERTONEのロゴのみが入っています。
なんと、このギターフレットが真鍮(ブラス)です。
錆びた弦でチョーキングビブラート何かしようもんなら、あっという間に減ってしまいます。
とにかく柔らかいんです。
でも弦を抑えた時のピタッとした感じは気持いいですねえ。
現状では、これと同じフレットは無いので減らさない様に使わないといけない状況です。壊れたネックとかあれば部品取り用に欲しいですね。
ネックは黒で塗装されている為、詳細な材質は不明
3連のクールソンデラックスが装着されています。
ネックの接合やストラップピンなどはプラスネジですが、他の部分はマイナスネジを使用しています。
工業製品では効率化の為にプラスネジが一般的ですが、その昔はマイナスネジしかなかったのでマイナスのモノはその時代を表しています。
しかし、このように混在するものは時代の狭間にあるのでしょう。
マイナスのネジの在庫を使いながら、新しいプラスのネジを導入している頃なのでしょうね。
トラックバックURL
コメント一覧
I was researching on Bing for something else, Anyhow I am here now and would just
like to say thank you for a marvelous post and a all round enjoyable blog (I
also love the theme/design), I don’t have time to read through it all at the moment but I have bookmarked it and also added in your RSS feeds, so when I have
time I will be back to read much more, Please do keep up the awesome
work.