2014年01月06日
Tokay ST60 OWR
東海楽器のクオリティが上がって来て、まだそれ程知られていない頃のモノですね。
型番の詳細は情報が少ない為に確定出来ませんが、ヘッドロゴとUシェイプネック、ラウンド貼り指板等で見当を付けています。
ネック裏のスカンクラインが少し怪しいのですが、異なる型番と判明した場合修正します。
実の処、ストラトを数多く購入しているのには理由があって、ネックがスキャロップド指板に改造されたモノが欲しいのです。
自分で削るのも疲れましたし、加工をお願いしても高額な割には理想的なネックが手に入る訳でも無いと云う事が判ってしまっているので、既に時間が経ってネックが安定した頃のギターでスキャロップに改造したけど、もう弾かないギターのネックは調整と仕上げをすればそれなりに使えるネックになるので、片っ端から手に入れる様にしていたのです。
しかし、加工精度やインチ、センチサイズの違い等が問題として在りましたので、東海楽器等は非常に良い加工精度なのでとても助かります。
近年は削り出すNCルーターと、そのデータが良いせいか中国製でも加工なしでネック交換が出来るのでビックリです。
ボディも軽く扱い易いギターですが、ハーフトーンのキラキラした感じの音は配線の問題も有る様で綺麗に出ていません。
ネックはUシェイプなので、少し辛いです。
ネックを加工するのであればスカンクラインも無いので、加工し易い個体ですね。 ラウンド指板も好みですので、いずれは気に入ったボディに載せ替えるかもしれません。
素直なストラトの音ですが、54年式のタイプにあるクリーンなモノとは少し違い、もう少しパワーは在りますが線が細い印象ですね。
丁度この頃のストラトはしょぼいアンプしかない場合はリアピックアップとフロントの差が出過ぎて、扱いづらいタイプの原点ですね。
最近はそこそこのアンプが手に入れやすくなって来ているので、それほど困らないかもしれませんが・・・
こう云ったギターも、すぐにリアピックアップを交換してしまう前にクリーンなサウンドでコードの響きとメロディーの自然な流れを感じてみて欲しいタイプのギターですね。
個人的には第13弾で紹介した、Squier Deluxe Series Stratocasterの方がクリーンなストラトサウンドでネックもGRASSROOTSに替えてしまったので弾き易いのですが、少し太めのネックが好みの人にはこちらの方が良いかもしれません。
64年式をベースにしたモデルですので、ピックガードは3プライ11点止になっています。
ネックはこの通り、浅めのスキャロップ加工がされています。
しかし、Uシェイプは親指の付け根辺りに接触しすぎるので苦手ですね。
エレキギターは自分に合わせて加工する事がし易い珍しい楽器ですので、楽器に合わせると云う事だけではなく、自分に合わせた改造も選択肢になる事が在ります。
これも工場での生産の効率まで考えて設計されたギターならではの面も大きな影響が大きく関係しています。
ネックの裏にはスカンクラインがありません。
ラウンド指板でも、こう云った仕様があるのですね。
トレモロブロックはデカイ鋳物製です。
6点式のトレモロユニットなので気にしても仕方がないですね。
ヘッドのロゴはスパゲッティロゴ的デザインです。
SPRINGY SOUNDと記載があります。
ネックはワンピースで作られています。
このあたりの製品ですかね?
この頃は部品としても販売をしていました。
当然部品で買えばトータルは滅茶苦茶高くなってしまいます。
本当に普通のストラトですね。
Rが付いた状態でローズの指板も貼られています。
6点留めのシンクロナイズドトレモロユニット
シリアルNO1021051 の様です。