御意見等在れば、お願い致します。

2013年12月25日

MONTANO NO130

23弾は MONTANO NO130 です。


1950年代制作と思われるギターです。

この年代の日本製のアーチトップギターはフレット音痴で高音域と低音域がずれているモノが多いのですが、このギターはそこそこ合っていて、結構使えます。

とても軽く、音量もかなり有ります。
DSC_1737

第1印象では軽いせいもあって安っぽい感じがしていたのですが、使ってみると、まともでびっくりしました。

通常9フレットに在るポジションマークが10フレットに在る理由は判りませんが・・・

だいたいこうした楽器はコードで弾くと音程がバラバラなケースが多く、メロディしか弾けそうもないものが多いのですが、なぜかちゃんとしています。

音量も大きく、高音もしっかり抜けます。

古いものですし個体による差はかなり大きいと思いますが、製造時はレベルの高いものであったと思えます。

コレを作った人に現在の音を聴いてもらいたいですね。

このギターは、結構な時代物の割にはバランスが良く安定しているのですが、強いて云えば音に関する個性が少し足りないかもしれません、強いて云えばですけどね。

しかし、日本の昔の楽器で然程有名ではなくても、ちゃんと考えられて作られた楽器が探せば在るものですね。







DSC_1742

トップはブックマッチで合わせてあります



DSC_1747

中にラベル貼られています

MONTANO GUITAR NO130

MADE IN JAPAN

130スタンプですね。

DSC_1748

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トップもバックもアーチ膨らんでいます


DSC_1755

バックもブックマッチの様です

写真だと木目と塗装のヒビが混ざり合って判りづらいですね

DSC_1758

DSC_1760
指板の先端は1フレット分程度ツバ出しなっています
DSC_1763

DSC_1769

ヒール部分ボディ内部に埋め込みなっている様にも見えますが詳細は不明です


DSC_1770

ヘッドにはロゴなどは一切ありません

木目ラベルの様です剥がれそうにも無いので突き板なのでしょうか

トラスロッドカバー的なものがありますがコレは飾りです

木曽鈴木ギターにも見られますが当時デザイン的に必要だと思ったのでしょうか

これだけのギターを作れる会社がその意味を知らなかった云う事は無いと思うのですが・・・


そして一番のポイントはフレット付いている云う事です

これのお加減で弦高に関して非常に良い状態ですし弦の太さを替えてもナット調整をしなくても良いのはとてもイイです

トレモロアームとか付いてないギターはフレットあった方がイイんじゃないかと思っています

ナット調整出来ているギターってかなり少ないですよね

購入者が行うべきもの的な印象がかなり強いですし演奏性音質大きな影響が在るものですからメーカーももう少し考えてもらいたいモノだと思います

DSC_1774

ヘッドの裏はこんな感じ3連ペグ付きます

ここで見るとネックは3角ネックぽいですが強度の為にヘッド裏の一番高い部分削らずに残してある訳ですね

トラスロッドカバーモノあるという事はロッドは入っていないので強度が必要ですからね

当時は1弦で13くらいものが一番細かった思いますので今考えるネックの強度とは訳が違うんだという事を覚えておいてくださいね


DSC_1778

ピックガードはラベルを貼っている様に見えますが、ヘッドと同じ様に綺麗な状態です。


DSC_1783

DSC_1788

判りづらいですがトップは単板の様です。

サウンドホールの淵に在る塗料のせいで段階があるようにも思えますが、1枚の板の様ですね。

それにしてもブックマッチで接合した上で、プレスを掛けてアーチトップを作っていたのでしょうね。

良く剥がれないものです。 特別なアイディアで作業工程を行っていたのでしょうね。

奥に白っぽく見えているのが、トップのブレイシングですね。

これがないと、アーチが凹んでしまう事があります。

在っても外れて凹んでしまう楽器も多いので、良い状態の様です。

DSC_1791


DSC_1795

ブリッジを良く見ると、一番上の部分に真鍮のブリッジを埋め込んであります。

MONTANOをよく見てみると、一味違います。

見た目は普通ですが、要所要所にアイディアが注ぎ込まれています。

ギブソンL-48等はブリッジも木材なので、削れまくりでいずれ交換修理が必要になるでしょうが、MONTANOは全く減っていません。

0フレットやブリッジの事を考えてみると、演奏家や長期間コンディションを保てる様に考えた設計の様に思えます。

メーカーの情報がかなり曖昧なので、はっきりした事は判らないのですが

かなりまともなメーカーの様な気がします。

実際に当時は委託で製造する事が多かったはずなので、すべてのMONTANOギターがどうであったかは不明ですが、興味はつきません。

DSC_1799

アーチトップだけではありませんが、何本かギターを持っているなら、ステンレスの定規の1メートル以上のモノを購入しましょう。

これがあると、ネックのそり等が一発で判りますし、アーチトップの様にブリッジが置いてあるだけのモノは弦長を測ることで正しいブリッジの位置が決められます。

ブリッジの位置が適当だと、楽器として機能しませんからね。

アーチトップを持っている人たちは、その辺をどうしているのでしょうかねえ?

ブリッジの跡などに単に載せている様では、フレット音痴かどうかも判断できませんよね。

DSC_1801

こうして見ると大きな木目に見えるものが塗装の傷で目の詰まった板材だという事が判ります。

DSC_1803

テールピースはシンプルですがかなり頑丈なものです。



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コメント一覧

1. Posted by 田村耕一   2015年10月31日 15:29
これの№100を所持していますが、当時いくらしたのでしょうか。
2. Posted by seaman   2015年11月02日 01:43
田村耕一様

金額に興味が在る人が多いのは理解できなくありませんが、それしか尋ねない為のコメントは少々常識を疑いますね。

興味のない物の価格を知っても意味はないでしょう。
3. Posted by テレギブフェン   2016年07月01日 10:07
こんにちは。
私はこのエレクトリック版を持っています。ほぼ似たような仕様なのですがfホールの形状が異なっています。塗装のクラックは半端ないくらいありますが造作は驚くほどきっちりしていて日本のギターの製作史上とても貴重なのではないかと思っています。製造年は60年代初期ではないかなと思ったりしています。この手のギターは眺めているだけでいろんな想像を掻き立てられて楽しいですね。楽しいブログありがとうございました。

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