2013年12月16日
Fender USA Cyber-Twin
今回は特別編としてギターアンプを紹介します。
Fender USA Cyber-Twin です。
エレキギターは見た目、演奏者の気持ち等を聴いていると、とにかくギターが大事なんだ!!と、云う印象にとらわれがちですが、実際には7~8割程度はアンプに依るものだと自分は思います。
それ以前にエレキギターと云う仕組みは、ギターコントローラー+アンプによって成り立っており、この仕組みによって初めてひとつの楽器が構成されるものですから、どちらかだけでは基本成り立たないと云ってイイでしょう。
最近のエレキギターは5万程度でも、それなりにしっかり作られていますから、実際にはアンプに購入費用の半分を当てる位が良いと思います。
ギターは基本的にレスポール氏がアイディアを出した時や、レオフェンダーが生産を開始してから然程変わりがなく、現在でも細かい部分は変わったものの、基本は何も変わっていません。
既にその時点で完成していたという事です。
Cyber-Twinはモデリングアンプと云う種類のアンプで、今までの名作と云われるアンプのサウンドを再現できると云う特徴があります。
まあ、再現度がどの程度であるかは別として、便利なアンプの代表格だと思います。
更にアンプは真空管を使っている事が重要で、音のドライブ感やイキイキとしたテンションは真空管を使用しないと出ないんですね。
日本では人気ありません。
そこもイイですねえ、ひとと同じものなんか冗談じゃあありません。
それにしても肝心な所で日本人は見る目無いですね。
と云うか、こうした事を趣味としている方々が有名ミュージシャンと同じものさえ持てばイイのだ的な、短絡的で金さえ在れば買える! と、云った短絡的な傾向に有るのでしょうかね。
古いアンプはちゃんと動かすには調整やメンテナンスがとても掛かりますし、それなりのボリュームにすることや長時間使用して初めてドライブ感が増したりしますので、自分にはちゃんと鳴らすことができません。
自分がギターを始めた頃はあまりいいアンプが無くて、ストラトのリアマイク等は詰まったしょぼい音にしかならなかったのでエフェクター等を使って何とかしていたのですが、現在はそこそこの音が出るアンプが安く買えますので、良い時代になったと思います。
もしも、あなたが2台目のアンプを購入する事があるのなら、真空管を使ったアンプをお勧めします。
音の立ち上がりと反応が違います。
上手くなりたいと思うのであれば更にです。
良いアンプがないと、あなたの耳とタッチは手に入れる事はほぼ不可能かもしれません。
それだけの違いがありますし、その違いが判らないのであれば、こういう事にお金を掛けないほうが良い気がしますね。
アンプ上部のインジケーターの分にシュミレートしたアンプの種類や現在のセッティングの状態が表示されます。
現在はアンプはチャンプ、ケースはツイード、プリ部分にドライブが掛かり、エフェクトは掛かっていないという状態になっています。
この部分にチューニングの際にはチューナーが表示されます。
慣れるまでに少し時間が掛かりますが良く考えられた仕組みで解ってしまえば簡単に使えると思います。
こちらが通常のアンプの操作部分になります。
とにかくコイツが凄いんです。
何かと云うと、セッテイングを記憶しておいて、設定を切り替えるとこのボリュームがモータドライブ化されており、自分で設定された位置に動いて行くんです。
コイツはかっこいい!!
それも、デザイン的には古いアンプと同じ様なシンプルなデザインなのに機能は最新鋭ってところが粋ですねえ。
まあ、ほぼこれが気に入ってしまったんですけど・・・
実は別に持っているVOX社のVT30と云うアンプにもセッティングを記憶できる機能が付いているのですが、基本部分だけが記憶されておりボリュームのつまみ等は動かない為に切り替えた場合に思ってもいなかったセッティングになってしまうんですね。
切り替えた上で更につまみ等を自分で動かさないとダメなんです。
つまり忘れてたらアウトです。
それは意味ないですよね。
ちゃんと記憶し、再現できて更に調整ができるアンプはこれしかないみたいなので、コイツは使えます。
詳細の説明がなかなか出来そうもないので、メーカーの説明を載せておきますね。
●Cyber-Twin | 240,000円 |
【特徴】ウインターNAMMで初公開され、かねてから注目を集めていたフェンダーの最新鋭ギターアンプ「Cyber-Twin」が、いよいよ発売された。 ツイードやブラックフェイス、ベースマン、ツインリヴァーブ等々、フェンダーを代表するヴィンテージ系アンプからブリティッシュ系スタックアンプなど35種のアンプサウンドを、独自の「バーチャル・トーン・インターポーレーション・テクノロジー」によって、そのアンプが持つトーン回路の構成から再現。これによりサウンドだけでなく、トーンコントロールの効き方まで、選択したアンプそのものに変身する。 ドライブ回路は12AX7真空管×2本を搭載し、16種(チューブ12種、ソリッドステート4種)の多彩な歪みが得られる。このほか28種(複合エフェクト含)のデジタルエフェクトを内蔵しており、これら全てを位置関係まで自由に組み替えて無限のサウンドバリエーションを可能にした。85種の即戦力サウンドをプリセットした「カスタムショップ」セクションのほか、自由にエディットしてオリジナルサウンドを85種までメモリー可能な「プレイヤーズ・ラウンジ」セクションも用意されている。 サウンドの呼び出し、エディット、セーブなど基本操作はデータホイール、エフェクト調整ノブ等で感覚的に行え、トーンやボリュームのコントロールノブはモーター駆動によって自動的に可変する。 S/PDIF端子、ヘッドフォン端子、エフェクトループやMIDI IN/OUT、XLR出力などを標準装備、ライブからホームレコーディング、外部機器でのデータ管理に至るまで、ギタリストの幅広いニーズに対応している。出力は130W RMS(65W×2)。スピーカーは12"のセレッションG12T-100を2基搭載。1ボタン、4ボタンフットスイッチ、専用ソフトカバー付属。 |
ステレオエコー等は左右のスピーカーに音が飛んで面白いとか在りますが、特に気に入っているのがプレートエコーが付いているんですね。
プレートサイズ等も調整できます。
アンプの中にプレートエコーが入っている事は素晴らしい!!
面白いのはフェンダーのチャンプ等を選択するとリバーブのボリュームを動かしても効果は出ない事で、元々付いてないモノは再現できないのでしていないんですね。
その代わりと云っては何ですが、エフェクト側のリバーブは掛けられます。
コメント一覧
かなり使い勝手の良いアンプですよね!
あとは何もいらないですよね♪
デザインもカッコいいし、なんで人気なかったのかがわからないですよ( ´_ゝ`)
セッティングを替えても、セーブしなければ元に戻りますので、いろんな比較をする際にニュートラルにしっかり戻せますので、変に思い込んでいじった時でも、初心に帰れますので、自分の基準を作る為に有効に使ってみてください。
プリセットの音色もイイ物が多いですが、音量がバラバラなのは少し困りものかもしれません。 良きCyber-Twin Lifeを・・・
真空管交換の方がよっぽど安い。
壊れやすいとは、どこからの情報ですかね?
真空管交換? 話の意味が判りません。
もしかして、バカなの?
貴殿の主張に共感できます。
拙筆サイトから勝手にリンクを張らせていただきました。
コメントありがとうございます。
サイトも拝見いたしましたが、全部は見切れない程の量ですね。
Burnsのトレモロユニットには興味がありますね、店頭では調整はされていないので店で弾いても判らないとは思いますが・・・
サイバーツインはアンプが覚えているので、こちらの人間側の曖昧な感覚とは違う記憶があるため、スタジオのアンプの様に、こんな感じだったのに今日は違うなあ、とかの、中途半端な感覚を、ちゃんと自分の思い違いだと教えてくれるので、大切な基準をキープできる使い方が出来るのは、ありがたい存在です。