2013年12月11日
TOKAI SUPER EDITION MAT
第15弾は TOKAI SUPER EDITION MAT です。
通常はトーカイMATと呼ばれているもので、ヘッドにロゴが入っているのですが、この個体には TOKAI SUPER EDITIONと書かれているだけです。
特徴は何と云っても、カーボンファイバーのネックとボディですね。
ある意味、究極の地に到達した楽器です。
軽く、ネックも細く、シャープでサスティーンもかなり在り、もちろん狂いもありません。
アンプのセッティングによって抜けが悪くなったり、こもり気味で使い辛かったりと云う事が無いんです。
リアは良くてもフロントがどうも良くないとか、MIXは良いけど・・・なんて事が無いのです。
更にアンサンブルの中でも埋もれない音です。
木が持つ楽器としての弱点はすべて払拭されています。
販売数が少ない訳ですから、研究、開発、金型、生産と考えれば、信じられないほどのコストパフォーマンスなのかもしれませんね。
ペイ出来る販売価格に設定するとしたら、1本100万以上しても仕方が無いくらいのモノになるでしょうね。
本当に凄いです。
個人的にはアームの効きがもう一つですが、そんな事は大した問題ではありません。
コレは完成形なのです。
工場から出た時と現在のサウンドから何もかもが同じままで現状では25年程度の年月を超えてきています。
このギターを評価できる人間が居なかった事もわかりますが、過小評価されすぎている事は事実ですね。
ノスタルジックなエレキなんてクソくらえですよ!
本来のエレキがスタートしてきた時の先進性や理想の姿がここにあります。
当時のカタログ
とにかくシャープなサウンドでロングサスティーン
それが自然なんです。
デッドポイントが無く、ウルフトーンも無い、それが未来永劫続くのです。
エレキ好きのヘンテコな連中が弾き込んで良くなったとか馬鹿げた事を云ってるのを見かけますが、ほぼ勘違いですから。
まあ、そんな連中がこの国ではユーザーとなる訳ですから売れなかったと云うのも解りますが、購入したとしても豚に真珠ですよ。
価値が理解出来ないのですからね、そういう方は楽器本来の性能やポリシーなど関係なく、雰囲気や所有欲を満足させる事に重点が置かれるのでしょうね。
TOKAI SUPER EDITIONと、記載されています。
トラスロッドカバーもうまい設計です。
ネックは3点留めでボディを薄く処理してあるのでハイポジションもスムースです。
カバーを留める爪用の穴が食切りと云う金型の手法で切られています。
ブロックには通常の国産で良く使われてきた厚い鋳物のものが使われているのが少々ガッカリですがドライバーを使わずに開けられるのは良いアイディアですね。
ジョイント部のUP
この程度の厚みでも強度の問題は無いんですね。
もちろんネックも細身で手が小さくても馴染むものです。
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コメント一覧
基本的にはPRSローズネック(これも高耐久)を使ってますが、アームの造りとスペーサーを噛まさなくてもいいように出来てればもっとよかったかも
変わったギターが好きな人には堪らない作りしてますよね
経年変化や個体差が極力少ないと云う事、材料の枯渇に対する提唱。
まあ、枯渇ってのは大げさですが、大真面目だからこそ、通常の開発費では考えられない程の投資をして巨大な金型や仕組みを取り入れたものと考えられます。
TOKAIはMAT以前にPC制御のNCルーターを使い、加工では個体差の無いモノを生産しています。
しかし、その後にMATを作ったんです。
そこには、開発者の意図を感じざるを得ないと思っています。
自分は売れた売れないと云う事等では何の判断もしません。
このギターが結果的に変わったものに見えるのは単に他社から成形品で作られたギターが少ないと云う事につきます。
このギターの問題は、グラスファイバーで作られていると云うイメージと、実際の音のイメージに対するギャップがあった事だと思います。
顧客はならではの特別なサウンドを望んだが、実際の音は一般的なエレキギターサウンドであった。
そこに価値を見いだせなかったと、考えています。
メーカーは個体差を無くすことや、経年変化を無くすことを第一に考えていた上で、木工製品の最良のモノと同等のサウンドをベースに設計制作したと考えられます。
バランスの良さやどのポジションでも変わらぬ応答性、そして何年経っても変わらぬ音、このギターには、開発者からの答えがたくさん詰まっていると思います。
しかし、ユーザーとしてはヘッドに通名ブランドのロゴさえ付いていれば良かったり、ゴタゴタ云う程ギターサウンドの問題点等を判っていなかった様な気がしています。
物足りない点も有りますが、それを補って余りあるスピリットを感じられる極稀な国産ギターだと自分は思っています。
あなたのブロンズのMATも大事にしてあげて頂ければと思います。
ひとつの基準になるギターですから。
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