2013年12月09日
FERNANDES FSTカスタム?
第14弾は FERNANDES FSTカスタム? です。
コレは後期のピックアップタイプのサスティナーが付いたモデルでアームにはD・E・T・SYSTEMらしきものも付いています。
問題は電池が切れると鳴らないと言う事ですかね。
サスティナーの付いたギターはオリジナルシェイプ等が多く普通のストラトタイプは殆ど無いようですが、こういったタイプはカタログにも無いので、簡易なカスタムのモノの様です。
ネックは、またしてもGRASSROOTS / G-SE-48SCのスキャロップの22F仕様のモノに交換しています。
こう云ったモノを開発する事は素晴らしい事で、新しい演奏の可能性を広げたことに関してフェルナンデスは評価できますね、しかし、このギターを弾き続けるとサスティナー無しの楽器を使えないので、どうしても弾く機会は少なくなりがちです。
サスティナーを使った事が無いギタリストは一度は試してみる価値はあると思います。
見た目は普通のストラトですが、フロントピックアップがサスティナーピックアップになっており、ミドルのトーンコントロールがサスティナーボリュームになっています。
メインのSWの位置が少し悪いと云うか高さが有る為に操作しづらいかなあ・・・
トレモロのD・E・T・SYSTEMは、ダウン用とUP用のナイフエッジの支点が別々に有るというもので、チューニングが合っている時は2点の支点が付いて安定性が非常に高いと云うものです。
1.ピッキングにより発生した弦振動をプックアップがとらえ、電気信号に換える。
2.電気信号は2方向に分けられ、一方はギターのアウトプットからアンプ/スピーカーに出力され、もう一方はサスティナー・サーキットに送られる。
3.サスティナー・サーキットは、電信信号に変換し、ドライバーは磁力駆動により振動させる。
この作用により弦振動が持続しサスティーンが得られる。
サスティナーサウンドはリアマイクを利用するという事もありクリーンでシャープと云うのがふさわしく、アンプを歪ませたりコンプを掛けなくても超ロングトーンが出せます。
こんな仕組みです。
よくカタログで見るギターはバッテリーケースがトレモロブロックの後方に有るのですが、このギターに関してはこの位置にあります。
現状の問題は、アームダウンをした場合にブロックは上方に上がる為、アームのバネが引っ張られる時にザクリの角の部分に引っかかりカリカリ鳴ってしまいます。
当たる角を落とすか、バネの位置を干渉しない位置に上げるかの修正の必要があります。
アームを使わない人のギターだったのかなあ?
その割には、そこそこのアームが付いているのも不思議な感じです。
ジョイントプレートには FERNANDES の刻印
電池BOXにはパイロットランプがあります。
ネックはフェルナンデスでは無いので、このままの状態です。