2013年12月02日
TOKAI TE-55N? テレキャスターモデル(改)
第8弾は TOKAI TE-55N? テレキャスターモデル(改)です。
と云うか、実際にはこれだけ改造すると元のモデルがもう判りません。
ネックはかなり荒いスキャロップ加工・ピックガードは外され、ブリッジプレートは専用にプラスチックで作られてトレモロアームが付けられています。
それも、シンクロタイプですからボディの裏にはバネ用のザクリがストラトと同じサイズで空いています。
テレキャスと云いつつも、実際にはレスポールを使いたいけど、重いしアームがないからなあなんて時にピッタリなんですよね。
ロイブキャナンやダニーガットンは目指せませんし・・・
それに この個体はかなり太い音を持っていますので、歪ませても音ヤセしない使える奴です。
フロントとリアのピックアップの個性がかなり違うので、幅広い使い方ができますし、ボリュームを絞ってもクリーンサウウドが続きますのでコントロールし易いと思いますね。
レスポールはフロントとリアのキャラクターが、それ程大きな差がありませんので、使い勝手は良いかもしれませんね。
いやあ、汚いですねえ。
でも、この楽器はこれでいいんです。
ネックはかなり弾き易く出来ていて、サウンドはテレキャスの持つ硬く締まった音です。
リアマイクの金属プレートが音に影響しているのかとも思っていたのですが、この状態でもテレキャスらしいサウンドが持続していますので、やはりピックアップの特性が強いのでしょうね。
指板のスキャロップはかなり荒く仕上げられていません。
しかし、指に当たらないので気にしません。
アームはかなり巧く加工されています。
2点式のスタッド打ち込みなので安定感は抜群です。
ピックアップにプレートを金属以外で作ってしまうと云うアイディアは素晴らしいですね。
ビグスビーとか使いたくないですしね。
リアから見ると、アーム用のバネが見えます。
かなりストロークが稼げるように加工してあるのですが、実際にはアームがストラトのように手前に曲がっていないので、ストロークが使いきれていません。
アームを曲げる調整が必要です。
見た目はナチュラルで木の面積が大きく良い感じです。
しかし、コンター加工がされていない為にお腹や腕がボディに当たりかなり現状はひきづらいかなあ。
まあ、テレキャスは基本そうなんですが・・・(ストラト派なので)
アームの角度はこんな感じ、もう少し起こす様な調整が要りますね。
木にパーツを組み込んだ感じと、木も金属も年季が入ってマッチングがイイです。
まあ、このギターがイイなあなんて思う人は、殆どいないと思いますが。
2016/1/10追記
ストラトサウンドに関して、チョイとマニアックぶった方々の話では、このシンクロナイズトレモロと裏バネ+ボディの大きなザクりが特徴だと、お解りになった様に語る方がおりますが、云う程の差はございませんよ。
このギターは完全にテレキャスサウンドです。
想像で語るのは結構ですが、無責任ですよね。
だれも確かめられないから適当にカッコつけてるだけって事なのでしょうか?