御意見等在れば、お願い致します。

2013年11月24日

Orpheum Imperator Style A

介する第1弾はOrpheum Imperator Style Aです。


これは古いピックギターで、1930年代の製品です。

古いものなのでネックにトラスロッドは仕込まれていません。

ネックはかなり太めではありますが、三角ネックの形状によって、弾き易さをスポイルする事を抑えています。

DSC_0835

サウンドは枯れていると云いたいところですが、ビックリするほど元気で反応が素早く立ち上がりの良い印象です。

流石に80年以上経っている為、木材の結晶化がかなり進んで居るようです。

これくらいになると、湿度や水等を吸い込まない様な状態になってきますので、却って扱いは楽になります。

しかし、何か強い衝撃があった場合には折れるとかではなく、ガラスが割れるように粉々になりますので、衝撃には注意が必要です。


フロント側を弾くと甘く太めのサウンド、リアはガリっとしたブルージーなサウンドですが、サイドとバックがメイプルの楽器に感じる薄っぺらさの残るアタック感は感じられません。

フレットはかなり低く感じますが、ギブソンL-48や古いストラトと比べるとそれほど低くはないようです。


コードでもソロでもコントロールが効くサウンドで、弾き方で太い音や軽めのクリーンな音も弾き方次第ですね。

やはり音の立ち上がりが早い分コントロールし易い気はします。

アコースティックはやはり時間が経ったモノが
 






ネックの裏側を見ると三角ネックであることが明確に分かります。

ペグは交換されているようです。

DSC_0841


バックはメイプルの2ピース。

軽くトラ目が出ているところを見ると、バックやサイドには、柔らかめのメイプルを使用している様です。


ここで豆知識ですが、

ネック材に使われるハードロックメイプルはトラ目は出ません。

柔らかいメイプルにのみトラ目が出ます。

良くネックにトラ目が出ている楽器を自慢げに紹介する広告などがありますが、まとも考えればイカレてると云う事です。

まあ、エレキであれば、それ程太い弦を張ることもありませんから、ネックがひん曲がる事は少ないと思いますが、売り文句と云うよりは、マイナス点を露呈していると云えます。

DSC_0846


このギターはヘッドに名称がインレイで入れられています。


トラスロッドカバーはこのとおり有りませんし、Fホールの楽器はサウンドホールからロッドを調整することも出来ませんので、ここに無ければトラスロッドは無いという事です。

マーチンのスクエアロッドの様な特殊なモノも、この時代には開発されて居ない筈です。

 DSC_0838



サイドもメイプルの様ですね。

DSC_0848


バックにもアーチがかかっております。

この時期はバックがフラットと云うのは、基本無いと思います。

ギブソンがある時期から、作業効率と部材の関連でフラットバックを使い始めたようです。

DSC_0849


トップはスプルースですね。


指板はローズウッドに見えます。

DSC_0852


Fホール内にはステッカ-が貼ってあり、シリアルNOと楽器の名称が記載されています。

DSC_0856


DSC_0837

Orpheumは古いメーカーなので、現在情報は少なくアメリカでも殆ど見つけることは出来ませんが、かなりシッカリ作られた楽器で80年以上経った現在でもトラスロッドなしでネックが曲がることもなく使用できます。


私はオークションで勘違いしている人から安く譲り受ける事が出来たので大変ラッキィだったと思います。

その方も調べたようですが、合板で出来たボロ楽器と思っていた様です。

この楽器を制作している時期は合板は大量生産していませんし、特殊な状況で使う為に制作するのみの筈です。

まあ、そんな人が持っていても、楽器が可哀想ですので、彼は必然的にウチに来たのでしょう。


最後に現在ネット上にあるOrpheum Style Aの説明情報を記載しておきます。制作はマーチンかKAYらしいが不明であること等が書かれています。


Orpheum Imperator Style A Archtop Guitar 1930's This is a vintage 1930's Orpheum Imperator Style A Archtopguitar! It's been around the block, but man is it sweet. Gorgeous flame maple back in a sunburst finish. 
All original Grover tuners except for the G string which has been replaced with a Kluson (also missing the bushing). 
The photos show the condition of this guitar. There are scratches and dents and chips etc... but this 
guitar is nearly 80 years old! Structurally it is in excellent condition. The action is a bit high,
measuring 4/32" bass side and about 3/32" treble side measured at the 12th fret. 
It's not clear who actually made these guitars. Some were made by Kay, others by Martin and possibly
Regal. The serial number on this guitar is 1003. 
The case has seen better days. The guitar will be packed very securely by wraping it within the case with
headstock support and the case will be securely boxed. 



1938 Orpheum Style A5
Very nice 1936-39 Style A5 Orpheum archtop. Made in Chicago, IL. Chunky V neck, under saddle pick up, original bridge included, nice flamed back. Super great historical piece. Comes with HSC. 
Price: $1100
Stock# 2274



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